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Nagoyankee (Offline)
中庸を得るのだ~
 
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12-17-2008, 08:10 AM

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Originally Posted by YuriTokoro View Post
「イーラ~イゼ~イビース」とはすごいですね。
でも確かに、i は発音記号だとaiで、 aは eiです。それをあてはめると、
Elizabethは Elaizeibethになってつまり、E la i ze i be th=イーラーイゼーイビースになります。確かに、確かに 、ものすごく納得!
「ガッテン」頂けましたね! ヤバっ、YuriTokoro さんに何か理解して頂けるのが「快感」になってきてい る・・・
 
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それでは、普通の英語はどこで話されているのでしょう か? 西海岸ですか?
私は今でも厳密には「普通の英語」はどこにも存在しな いと思っていますが、色々な意味でニュートラルな英語 という意味であれば、米国であれば西半分の多くの地域 と東半分のなかではオハイオ、インディアナ、ミズーリ 、イリノイとミシガンの南部、ペンシルバニアの西部と いった地域でしょうか。

ただし重要な事は地図上の州境界線でなく地形(山脈や 大きな川)がより影響していることです。州境界線は人 工的な「線」ですからね。その境界線が平地の真ん中に ある場合には、その東西や南北で方言が違うという事は ありません。

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rのあとって、母音が来ることが多くないですか?
そんなにRhotic と Non-rhoticって、ちがうんでしょうか?
たとえばRhoticという単語の場合ですが、rのあとはhで すが、発音記号だとroutikでした。
この場合、Rhoticの方は発音するのでしょうか、しないの でしょうか?
(すぐあとの母音というのが、スペルなのか、発音記号 なのか、どっちでしょうか?)
もしかして、発音記号だと、rのあとは必ず母音が来る んでしょうか?
なぜRのあとには母音が来ることが多いと思われました か。

Rのあとには何が来てもおかしくないです。子音も来ま すし、R自体が単語の最後の音であることも多いです。

あとに子音が来る場合: park, dork, pork, resort, sport, north, earth, nerd, worm, warm, harden, horse, pierce, warp, etc... 数えきれません!

単語の最後にR(つづりでなく、あくまでも「音」の話 です): car, bar, door, deer, dear, bear, beer, lighter, better, sour, ignore, care, bore, gore, fair, register, particular, nor, pour, etc. これも無数にあります。

Rhotic の人もの Non-rhotic の人はもちろん"rhotic" という単語のRを発音します。Hがもともと無声音です から、Rを発音しないと「オウティック」になってしま います。もう一度確認しますと、Non-rhotic (ニューヨーカーなど)の人が発音しないのは、すぐ後 に子音がくるRおよび単語の最後に来るRです。繰り返 しますが、つづりは関係ありません。あくまでも「音」 の話しです。字の読めない三歳のこどもでも、文盲の大 人でもハッキリと Rhotic と Non-rhotic に分かれます。
方言の話しに「つづり」を持ち込むのは大きな過ちです 。サウンドだけを考えて下さい。スペリングを習う数年前から人はみな既にそれぞれの 言語(方言)を話しているんです。

Rhotic の人は"Car" を発音するのに3つの音を使うんです。K+A+R
Non-rhotic はふたつなんです。K+AA

前回、カール先生の話で、YuriTokoro さんは Rhotic ですねと言いましたが、今本当にそうかどうか自信がな くなりました。Carl の発音にRの音を入れていれば Rhotic です。入れてなかったらニューヨーカーと同じです。ど っちなんでしょうか。私は入れます。(入れない方のマ ネもできますが・・)

Rhotic と Non-rhotic の重要性はどれだけ誇張しても誇張しきれません !!これらのふたつの単語が存在すること自体がその重 要性をすでに証明しています。英語の「音」の中で、そ の発音の分布を説明するために、こういう専門用語を必 要とする「音」はR以外にはないのですから。

ただ、残念ながら日本の英語学習者の多くが「R」の発 音が苦手なために、この事を説明してもイマイチぴんと 来ないのです。英語話者からしたら一大事ですよ。"Car" なんていうたった一音節の短い単語を「三つの音を使っ て発音する」人と「二つの音を使って発音する」人がい る訳ですから。

Rが子音だからまだ英語は一つの言語として存在しえま したが、もしこれが母音で起こっていたら英語はふたつ の別言語に発展していたはずなんです。(現在のスペイ ン語とイタリア語くらいの感じで)。 

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もしかしたら、典型的なRhotic と Non-rhoticの映画を見てみるのが早いのかもしれませんね。
Non-rhoticがゴッドファーザーとしたら、Rhoticで何かいい映画 をご存じありませんか?
どうも私の前回の説明が悪かったみたいです。米国映画 の95%は Rhotic です。ニューヨーク、シカゴ、ボストン以外が舞台にな っているものはほぼすべて Rhotic ですよ。

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言語学的情報の宝庫・・・言語学の勉強をなさってたん でしょうか?
いいえ、しておりません(大学で入門編だけはやりまし たが)。すべて実生活から学びました。

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日本人はLとRの区別がつかないとか、Rの発音ができない とか、さんざん聞いてきたので、ちゃんと発音しなきゃ とは思ってきました。でも聞き取れません
英語耳をつくるという高額ヘッドフォンも買ってみまし たが、付属のCDを聞くと眠気に襲われ、いつも気がつく 終わっているんです・・・
英語で話していても、スペルがいちいち思い浮かばない とLとRをまちがえます。
「英語耳」って何なんでしょうね。そんな造語にだまさ れてはいけません。「聞き取ろう」なんて思ったら聞き 取れませんよ。その時点で緊張しちゃってますから。私 自身は逆のやり方をしました。つまり、「まず先に自分 がその音なり単語なりを発音できるようになっちゃおう 」という発想です。そうしたらイヤでも聴き取れます。 「あっ何この人、オレの発音に似てるジャン」くらいな 考え方です。

YuriTokoro さんはまじめな方なのでつい「勉強」してしまうのかも わかりませんね。私は根がガキなので、教材を目の前に してもどうやってそれを使って遊ぶかしか考えないので す。"Repeat" なんて言われたらよろこんで様々な人物になったつもり でリピートしました。常に声を出していましたね。目で 文章を読んでわかるのは日本人として当たり前ですね。 中1以来その方法でやってるわけですから。

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アメリカでのニュートラルというのが、Rhoticということ なんですか?
もともとの英語発祥の地がイギリスで、Rhotic自体がアメ リカ弁みたいにも思えるんですが。
もちろんそれが Rhotic です。また、「アメリカ弁」という考え方も正しいです 。しかし、発祥がイギリスであるとはいえ、現在の英米 の国力・経済力・影響力は月とスッポンですからね。ア メリカの国語が英語でなかったら私はここまで英語をや っていなかったでしょう。あくまでも個人的見解です。 イギリス大好きの日本人にも何の偏見もありません。( どこがそんなにいいのかが分からないだけで・・・
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